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2006年7月31日 (月)

京都魔界案内 小松和彦 光文社知恵の森文庫

著者は、民俗宗教、呪術、妖怪、シャーマニズムなどをキーワードに社会や歴史の形成を解き明かす民俗学Makai 者。京都検定の副読本のつもりで手に取ったのだが、読後感は「必読書」。

京都育ちではない私には、教本で知識だけ取り込んでもいまひとつ実感がわかないことも多い。
例を挙げると、検定の教本には、現在の八坂神社は昔は祇園社と呼ばれていたと書いてある。八坂神社が祭る神は牛頭天王で、牛頭天王は祇園精舎の守護神である。
フムフムなるほどこれで一連の名前に納得がいく、八坂神社→祇園社→祇園精舎→牛頭天王というわけだ。
しかし、この本を読むと八坂神社が何故そこにあるのかもっと深い意味があるのがわかる。
都というところは権力と人間が集まるところであり、同時に怨霊や物の怪も寄ってくるところなのだ。
学者が書いた本だけあって出典が逐一示してあるのもうれしい。物語文学への興味もそそられる本だ。

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