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2006年9月26日 (火)

『大江戸東京の歩き方』

How_to_go_sightseeing_in_edotokyo 東京シティガイド検定という検定がある。
こちらは文化検定としては実用的な部類の検定で、観光ガイドや通訳案内業を目指す人を主な受験対象者に想定しているらしい。
私は受験する予定はないが、その公式教本である、
『大江戸東京の歩き方 東京シティガイド検定公式テキスト』  東京観光財団(TCVB)編  ダイヤモンド社
を書店で見つけ、その内容に感心してしまった。
東京という巨大な都市を、多彩な時間・空間軸、視点で多角的に紹介しようとする編集方針が感じられる。江戸時代に関する記述も思いのほか多く、江戸歴史文化検定受験者も使えるかもしれない。
すべて色刷り頁で、膨大な量の情報を上手くまとめていると思う。
検定の教科書としてではなくても、東京に関する事典として一家に一冊常備してもよいくらいだと感じさせる。2100円という値段もまずまず良心的である。

2006年9月22日 (金)

「新・平家物語」 1955年

Heikemonogatari 監督:溝口健二 、原作:吉川英治

出演:市川雷蔵 (平清盛) 、大矢市次郎 (平忠盛)、久我美子 (時子) 、木暮実千代 (泰子)

吉川英治の原作になる「新・平家物語」の映画化である。ただし一時間五十分のこの映画では清盛の初陣から父忠盛の死までのわずかな期間のみが描かれる。

重要な年号

1129年 平忠盛、山陽、南海道の海賊を討伐。鳥羽上皇の院政が始まる。

1132年 平忠盛、内昇殿を許される。

1146年 平清盛、安芸守となる。

1156年 保元の乱

1158年 後白河上皇の院政始まる。

1159年 平治の乱

1167年 平清盛、太政大臣となる。

2006年9月16日 (土)

『空海の風景』 司馬遼太郎 中央公論社

Kuukai

「この稿は小説であるから・・・」作中で司馬遼太郎自身がこう語らねばならぬほどに、この物語は小説の体をなしていない。

事前に綿密に資料を収集する作風の司馬は古い時代を扱うのが苦手なのだろう。『空海の風景』は司馬作品の中で唯一平安時代を扱ったものだ。

小説ではなくて評伝であると考えれは良いのかも知れないが、すべての台詞に「・・・といったかもしれない」「・・・といったかどうか」「といったに違いない」といった言葉がついているのはなんとも煩わしい。自信のなさげな細部に比べて空海の空白期間に関する想像はずいぶんと大胆である。この本では空海が性欲にどう対処したがに関して多くの頁が費やされているのだがが、性欲に関する司馬の推測は以下のようなものなのだ。

I、歴史上偉大な業績を残した人はみな性欲も強い。Ⅱ、空海も性欲を抑え切れなかったに違いない。Ⅲ、だから空海は仏教のなかで必ずしも性欲を否定しない密教を選んだのだ。

そっそんな単純な・・・・と私でも思う。

完成された小説というよりも小説執筆のための構想手帳のような本書が、それでも十分楽しめるのは、空海という人物の日本人離れした人間性によるところが大きいだろう。

平安新仏教の二人の開祖、空海と最澄の対比がこの物語の中心をなす。

真面目な秀才で謙虚な性格だが、どこか杓子定規で役人然とした最澄。密教においても書においても天才的な能力を発揮し、それを自賛することを憚らない空海。

日本人としては、空海に憧れつつ、むしろ最澄に共感を覚える人も多いのではないだろうか?

重要な年号

781 桓武天皇即位。

784 長岡京遷都。

794 平安京遷都。

804  最澄と空海が唐に渡る。

805  最澄(伝教大師)が唐より帰り、天台宗を伝える。

806  空海(弘法大師)が唐より帰り、真言宗を伝える。

809 嵯峨天皇即位。

810 薬子の変。

823 淳和天皇即位。

835 空海入定。

2006年9月11日 (月)

お祭り検定

Index01社団法人日本イベント産業振興協会というところが「お祭り検定」なるものをやっているのを知った。

公式テキストがあったら読んでみようかと思ったが現在のところは出版されていないらしい。

受験料も10500円と結構するし、一体どれくらいの人が受験するのだろうか・・・・

2006年9月 4日 (月)

『江戸東京魔界紀行』 歴史と文学の会 勉誠出版

Edotkokyo_makai_1 江戸東京の怨霊や妖怪などにまつわる場所の由来や逸話を紹介した本。色刷り頁などない地味な本だが内容は濃い。文学に関する話も取り上げているのも特徴。「歴史と文学の会」というのは、大学の教師や評論家などがあつまっている会で、これまでにも歴史関係の本を何冊か出版している。

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